ユビキタス時代にマッチするメディア複合型GUI設計

 現在、カーナビゲーションシステムでは、車の中だけでなく、自宅PCから翌日の旅行のコース設定ができます。SNSでは、PC、携帯電話双方から操作でき、かつ新しい情報がメールでプッシュされます。ユビキタス時代のシステムは、システムにユーザが合わせるのではなく、情報の質、エンドユーザの都合にシステムが合わせて行くことが求められます。しかし、こうしたメディア、サービスを複合的に扱うUI設計メソッドは現在のところ確立されていません。インタラクションイニシアティブでは、メディア複合型GUIに積極的に取り組んでいます。

ファイルサーバシステムGUI

 デスクトップウィジェット、Webアプリケーション、Windowsエクスプローラを連携した新しいファイルサーバシステムGUIのプロトタイプです。このシステムはWindowsエクスプローラのラッパーを想定し、管理系機能をWebに、ファイル抽出、格納をデスクトップウィジェットに切り分け、エンドユーザの利便性向上を目指しております。

 設計手法は、UMLのアクティビティ図、ユースケースシナリオを基に、個々のシナリオをステップごとに場面(アクターの状況)と提供されるべき情報で分解します。ここから個々の情報タイプを緊急度、pull/push、重要度、形態、量、ユーザ状況の6項目で分類し、使用可能メディア、サービスとの親和性を量り、操作モデルを作成します。これにより、各サービスのデータ層設計の無駄をなくし、かつエンドユーザの利便性を向上します。

 このGUIは、作成したファイルをデスクトップウィジェットにドラッグ&ドロップするだけで、当該ファイルを適切なプロジェクトの適切なディレクトリに格納し、同時にメタ情報を付加することで、ディレクトリを掘ることなく、簡単に抽出することが可能です。同時にエクスプローラによる従来操作も可能としています。

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Webによる管理系画面デスクトップウィジェット